最近のダイエット法では炭水化物を抜く「糖質制限」はもはや定番になりつつあります。
一度はチャレンジしたという方も多いのではないでしょうか。
4月11日「スッキリ」を見ていたら「糖質制限で太る!?」という定説を覆すような話題が出ました。
その理由は炭水化物を摂らないと腸が「砂漠腸」になるから。
低糖質ダイエットを実践している私には見過ごせない問題なので、砂漠腸を防ぐ方法や体に良いダイエット向きの食品など紹介されたものを備忘録用に載せておきたいと思います。
糖質カットや糖質オフダイエット実行中の方は知っておいて損はないと思いますよ。
糖質制限は本当に太るのか?
おしえてくださるのは順天堂大学教授・医学博士の堀江重郎医師。
腸とアンチエイジングに詳しい先生です。
まず糖質制限ダイエットとは
炭水化物の代わりに肉や魚は食べてもOK。
というもの。
先生いわく、炭水化物を抜くと腸が「砂漠腸」になり
・肥満
・肌荒れ
・動脈硬化
・感染症・花粉症などのアレルギー
などになり、最悪の場合肝臓がんや大腸がんなどのリスクも高まるという恐ろしい状態になるといいます。
では「砂漠腸」とはどのような状態なのでしょうか?
砂漠腸とは?
厚く弾力のある腸の粘膜層が薄くなり、砂漠のようにカサカサな状態になった状態の腸。
この「砂漠腸」の原因は「極端な糖質制限を行っている」ために、腸内環境を良くしてくれるビフィズス菌や乳酸菌などの「腸内細菌」のエサである糖が腸内になくなり、その結果腸内細菌が腸の粘膜を食べてしまい腸が薄くなってしまうというもの。
腸が薄くなってしまうため腸のバリア機能が低下し、たんぱく質や脂肪などが出す有害物質が便として排出されず腸を通して血管内に入り全身にまわってしまうことになります。
そしてこの腸内環境のコンディションを良くしてくれる腸内細菌は太りにくくしたり食べ過ぎを防いでくれる物質を分泌しているため、極端な糖質制限でエサである糖がなくなってしまうとこれらの細菌もいなくなってしまい、同じカロリーでも太りやすくなったり食べ過ぎたりしてしまい結果的に減量しづらい体になってしまいます。
●風邪をひきやすい
●ダイエットをしている
●便秘がち
●肌荒れをしている
●疲れがたまりやすい
このうち3個以上当てはまったら砂漠腸の可能性アリ!
正しい糖質制限のやり方 1日どれくらい糖質をとればいいのか?
先生いわく、最低でも1日120㌘の糖質(ご飯2杯ちょっと)は摂るべきとのこと。
ごはん2杯くらいか小さめのおにぎり3個ぐらいは食べた方がいいんだそう。
糖質制限が必ずしも悪いというわけではなく、極端な糖質制限は避けるということが大事になるんですね。
医師おすすめのダイエット食材
堀江先生がおすすめする砂漠腸にならないための予防&改善する食材はこちら。
水溶性食物繊維
食物繊維は「水溶性」と「不溶性」の2つがありますが、水溶性食物繊維は水に溶ける食物繊維。
腸内にたまった不要物を包みこんで排出、糖質の吸収を緩やかにし血糖値の急激な上昇を抑えます。
胃や腸をゆっくり通過するので腹持ちが良く、善玉菌を増やし整腸作用もあり。
口に入れるとネバネバ・ヌルヌル・さらさらしているのが特徴です。
昆布やわかめ、めかぶなどの海藻類、大麦、アボカド、こんにゃく、おくら、山芋、里芋、ごぼう、ゆりね、納豆、モロヘイヤ、ライ麦、オートミールなど。
最近の特定保健用食品(トクホ)によく使用されている「難消化性デキストリン」もこれにあたる。
先生おすすめの食べ方は「納豆+アボカド+刻みネギ」。
これだとすべて水溶性食物繊維が豊富なので腸内環境を整えます。
先生いわくこの3つはゴールデントリオなんだそう。
もち麦
もち麦とは大麦の一種。
大麦には水溶性食物繊維が豊富で適度な糖質も摂ることができます。
大麦は血糖値がなかなか上がらないのでご飯に混ぜて食べれば白米の糖質をあまり気にしなくていいし腸内環境を整える働きもあるので一石二鳥。
ふつうの白米に3割ほど混ぜて食べると良いそうです。
もち麦だけだとけっこう食べにくいので最初は1割くらいから始めるか、サラダなどに入れてたりワカメの味噌汁に入れて食べてもよいそう。
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まとめ
糖質制限ダイエットを実行している身としてはマジか!?と思ってみてましたが、極端な糖質カットをしなければよいようですので安心しました。
私も近頃ではお昼ごはんにおにぎりを食べたりGI値の低いデュラム小麦のパスタを食べたりと緩めの糖質制限にシフトしていますが、その方が便秘などにもなりづらい気がしています。
満腹感もありますしね。
それにしても最近は食物繊維をとって腸内環境を整えることが、ダイエットや美容だけでなく健康・長寿のためのキーワードになっていますね。
健康的にキレイに痩せるためにも食物繊維を摂ることを心がけていきたいです。